【メモを使った介護の仕事の覚え方4選】スムーズに働き始めるポイントを解説!

どんな仕事でもはじめての時は職場に慣れるのが大変なものです。新しい場所で新しい人たちと、初めての仕事を学んでいくわけですから…多くの人はうまくやっていけるか不安を抱えると思います。

この記事では介護の仕事をはじめてみようと思う人、はじめたばかりの人向けて、安心して働き始めるためのポイントとして、メモをとる理由と活用の仕方を解説します。

メモを使いこなせれば、スムーズに職場や業務に対応できるでしょう。

 

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メモを使った介護の仕事の覚え方4選

  • 気になったことはすべてメモする
  • わからないことをメモする
  • メモした仕事の流れや要点を整理する
  • 話を聞く時はメモする姿勢を見てもらう

気になったことはすべてメモする

介護の仕事では気になったことはすべてメモするのがおすすめです。気になったことをメモすると、「わからない」ことへの不安をなくせるからです。気になったことをすべてメモする際の要点は次の3つです。

  • 不安をなくす
  • 何がわからないのかハッキリさせる
  • 必要な情報を記録する

たとえばどんな仕事があるか把握できていないと「何が分からないのかが…自分でわからない」となり、不安な気持ちになってしまいます。不安な気持ちの原因が分からないと、いつまでも解決できない悩みに変わってしまうこともあるでしょう。

慣れていない仕事をスムーズに始めるために必要になるのは、どんな業務があるのかをはじめに把握することです。必要な情報をメモすると、ぼんやりとしたイメージを、目に見える状態として認識できます。気になったことをメモする癖をつけると不安なく、日勤、夜勤への申し送りができたり、介護日誌に必要な情報をまとめたりできるでしょう。

慣れない仕事や職場でも前向きに働いていくためにも、メンタル面の健康は大切です。気になったことをすべてメモしていけば、不安がなくなりスムーズに仕事を行えるようになるでしょう。

わからないことをメモする

すぐに質問ができない場合は、わからないことをメモするのがおすすめです。後で質問したり調べたりするためには、メモとして残しておくとスムーズに思い出せます。わからないことをメモする具体的なメリットは以下の通りです。

  • 頭のメモリーを空けておける
  • 質問内容を忘れないようにする
  • 介護用語を自分で調べられる

先輩や上司に指導してもらう中で、後から「あれってどういうことだったのかな?」など十分に理解できていない自分に気がつくこともあるでしょう。しかし受け止められる情報量はその人の性格や過去の経験により様々です。メモに残して頭のメモリーを空けておくと新しい情報を受け止めやすくなります。情報量が自分のキャパシティを超えてしまわないように気をつけましょう。

新しい仕事を始めると大変な理由のひとつにスタートした時が、いちばん学習の量が多くなってしまう事実があげられます。次々と入ってくる情報を記憶だけで受け止めるのは不可能です。介護の現場では専門的な用語が多く使われ、未経験の方は戸惑う事も少なくありません。

また指導に慣れていない先輩スタッフは、ついつい専門用語を使いがちです。直接教えてもえれば良いですが、先輩スタッフもすべてに答えていては自分の仕事が進められません。現場で飛び交う知らない用語はメモをとり、後で質問したり、調べてみたりすると良いでしょう。

仕事をしていく上で自分が「わからない」「理解があいまい」と感じたらメモを残しておき、後で解決できるようにしておくのがおすすめです。

メモした仕事の流れや要点を整理する

仕事を覚えるためには記録した内容を整理することが有効です。手間はかかりますが、仕事の全体像を把握しやすくなります。全体像が把握できていれば、業務の意味や繋がりも鮮明になるでしょう。

メモを整理する手順は以下の通りです。

  1. メモした内容を分類する
  2. 分類した仕事をスケジュール表にまとめる

1.メモした内容を分類する

メモした内容を施設の仕事と利用者さまのサービスに分類します。施設としての仕事なら赤の蛍光ペン利用者さまごとのサービスなら青の蛍光ペンのように分類してみましょう。一目で見やすくなります。はじめから色分けして記録すれば効率的です。

2.分類した仕事をスケジュール表にまとめる

分類した仕事が「いつ」やる業務なのかスケジュール表にまとめてみましょう。

施設のスケジュール表(作成イメージ)

使用者さまのスケジュール表(作成イメージ)

スケジュール表に1つ1つ教わった内容をまとめてみると、仕事の全体像を把握しやすくなります。仕事のレベルが「知っている」から「理解している」に向上します。あらかじめスケジュールの一覧表を配布されている場合は、メモした内容を表に書き込みまとめてみるのも良いでしょう。

話を聞く時はメモする姿勢を見てもらう

メモを一生懸命に書き残し、学ぼうとする姿勢は同僚から信頼されます。仕事の悩みの多くは人間関係です。人間関係が円滑であれば多くの場合で楽しく働けます。では、皆さんが新しく入ってきた新人スタッフに仕事を教える立場だった時にどちらのスタッフと一緒に働いていきたいですか?

  1. メモをしっかりとる人
  2. メモを一切取らない人

「メモをしっかりとる人」と一緒に働きたいと思う方がほとんどだと思います。わざわざ仕事を教えてるのにメモしない人は「あなたの話は大したことありません」と言っているようなものです。教える側にとって気持ちの良いものではありません。

メモを一生懸命に書き残し、学ぼうとする姿勢は「この人は頑張っているから応援したい」と同僚から信頼されます。

 

まとめ

この記事ではメモを使ってスムーズに働き始めるポイントを解説しました。介護の仕事をはじめたばかりの人が安心して働くにはメモを使って仕事を覚えるのが一番といえるでしょう。具体的なメモを使った介護の仕事の覚え方は以下の4つです。

  • 気になったことはすべてメモする
  • わからないことをメモする
  • メモした仕事の流れや要点を整理する
  • 話を聞く時はメモする姿勢を見てもらう

またメモを効果的に使えると以下のようなメリットがあります。

  • 不安をなくせる
  • 後で調べたり質問できる
  • 仕事の全体像を把握できる
  • 同僚から信頼を得られる

どんな仕事でも意味が分からなければ、仕事を覚えるためのモチベーションが続きません。

「メモする」ことは誰でもできますが、なんのためにメモするのかを理解した上で行動できると、得られる結果は大きく変わってきます。

皆さんの新しい仕事や職場に慣れて行けるか、不安に思う気持ちを少しでも和らげられたら幸いです。

シン

介護福祉士として特別養護老人ホームに10年勤務。介護職としてフルタイムで働きながら、介護に関する情報発信を行っている。介護現場ではひとりひとりの個性を大切にする個別ケア、利用者の1日の生活を可視化して最適なケアの検討を行う24時間シートの導入を推進。現場目線の実態に即した情報発信を得意としている。

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