介護職の面接でよく聞かれる質問3選！回答例と質問の意図を解説

介護職で働いている方の中には、より働きやすい職場での就労やキャリアアップを目指すために、転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。選考過程の中でも面接は企業に直接アピールできる機会であるため、事前にしっかりとした対策を練ってのぞみたいですよね。

今回は介護職の面接でよくある質問を3つ挙げ、回答例と質問の意図を解説します。面接準備に時間が取れない方も、ご紹介する3つの質問をおさえておけば、面接で好印象を与えられるでしょう。

なお、面接対策については、こちらの記事も参考にしてみてください。

【介護転職】面接官が採用したくなる！介護職の面接対策を徹底解説

面接官が採用したくなるような介護職の面接対策について解説します。介護職の面接では基本的なコミュニケーション能力が特に求められます。面接官に好印象を与える基本的なマナーや話し方のコツをマスターすれば必ず良い結果が得られることでしょう。

介護職の面接でよく聞かれる3つの質問
介護職の面接対策まとめ

介護職の面接でよく聞かれる3つの質問

以下の3つが介護職の採用面接でよく聞かれる質問です。

介護職を志望する理由
転職理由
応募理由

これらの質問がよく聞かれる理由は、自社に貢献してくれる人材を見つけるキーポイントになるからです。採用担当者は長期にわたって活躍する人材を探さなければなりません。

具体的なポイントは以下の通りです。

応募者の人柄や意欲
介護に対する熱意
価値観やキャリアプラン
コミュニケーション能力
企業理念や企業風土との相性

これから上記ポイントを踏まえて、3つの質問について解説していきます。

質問1：介護職を志望する理由を教えてください。

回答例

中学生のときに職場体験で老人ホームに行ったことがきっかけです。一緒に食事やレクリエーションをしたり、利用者家族にお話を聞かせていただく機会がありました。利用者の方だけではなく、その家族にも笑顔が広がる仕事にとても魅力を感じました。

前職はグループホームで働いていましたが、ひとりひとりに寄り添った介護ができることにとてもやりがいを感じていました。今後も介護の仕事を希望しています。

質問の意図

この質問には、応募者の人柄や介護職への熱意を知りたいという意図があります。採用担当者は「利用者が安心して利用できるサービスを提供できる人材か」という点を確かめたいからです。具体的なエピソードとともに介護に対する思いを伝えてみましょう。

質問2：転職しようと思った理由は何ですか。

回答例

より専門性の高い職場で働きたいと考えたためです。グループホームで働いていたこともあり、これまでは認知症の方の日常生活の介助が主な業務でした。認知症が進行してしまったことで退所する利用者の方と接すると最後まで寄り添えない歯がゆさを感じ、より高度な介護スキルを身につけたいと思うようになりました。

今後のキャリアプランとしては、介護福祉士の資格を取得するとともに、より専門的な介護が学べる職場で働きたいと思っております。

質問の意図

この質問には、面接担当者は応募者の価値観やキャリアプランを知りたいという意図があります。採用担当者は応募者の転職理由を知ることで、自社ではやりたいことが叶えられるのか、求める人材と合っているかを確認したいと思っています。

入社してから「思っていた仕事とは違った」といったことにならないためにも、転職理由を伝える際は、転職で叶えたいことや自身のキャリアプランを丁寧に伝えると良いでしょう。

弊社を志望する理由を教えてください。

回答例

私が得意とするコミニュケーションスキルを活かして、ひとりひとりに寄り添った介護ができ、スキルアップできる職場を探していました。御社のホームページを拝見しましたが、心に寄り添いながらその人らしさを支える介護を信念としているところに共感し、今の職場と同様にやりがいを感じながら働けるのではないかと思いました。また社内での研修制度やフォロー体制が整っており、安心して働けるところにも魅力を感じました。

私の中では家庭との両立が課題ではありますが、自宅から通いやすい場所にあり、家族の協力も得られているため、長期に渡って働ける職場であると思っています。