【介護職面接】介護職の面接で必ず聞かれることを徹底解説|例文付き

  • 介護職の面接における評価ポイントを知りたい
  • 介護職の面接で聞かれることを知りたい
  • 内定が取れるおすすめの例文が知りたい

介護職の転職を検討する際、上記のような悩みを持つ方は多いでしょう。

そんなあなたに向けて、今回は介護職の面接で必ず聞かれることについて詳しく解説していきます。この記事を最後まで読んで内容を理解すれば、応募企業の内定に大きく近づけるでしょう。

 

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介護職の面接で評価されるポイントはたったの1つ

介護職の転職において、あなたを評価するのは応募企業の採用担当=面接官です。そこで面接で聞かれる内容をお話しする前に、面接官があなたのどんな点を評価するのかを正確に抑えておくことで転職を有利に進めることができるでしょう。

長期的に活躍してくれるか

介護職の面接において面接官が評価するのは「長く働いてくれるか」という点です。なぜなら転職において、企業側が最も懸念しているのは「応募者がすぐに辞めること」だからです。

一般的に企業が転職サイトに広告を掲載し、中途を1人採用するためには約100万円ほどかかります。そのため、応募者が簡単に辞めてもらっては困るのが企業側の本音なのです。

そこで転職面接においてのゴールは、面接官に「長く働くための証明」をすること。その証明を行うためには、あなたがどんなスキルや能力があるのかを示すことが必要です

。長期的に活躍するのに必要な能力はたとえば以下のようなものがあります。

  • トラブルを回避して業務を円滑に回すために組織の決まりを守る能力
  • 多様な人材と協力してチームの戦力を向上させられるコミュニケーション能力や人間力
  • トラブルが発生した際に自分の裁量の範囲内で過不足なく適切な対応を行える問題解決能力や責任感

あなたの能力が応募企業のどんな場面で活かされるかを伝えることができれば、面接官に「あなたは会社で長期的に活躍してくれる人物である」と印象付けられるでしょう。

 

介護職の面接で必ず聞かれること4選

介護職の面接では特に「コミュニケーション能力」が求められます。介護職におけるトラブルの原因はコミュニケーション不足で発生することが多いからです。

  • 業務の引継ぎが上手く出来ておらず適切な対応ができなかった
  • 重要な連絡事項を伝え忘れてしまい業務に支障が出てしまった
  • 新人職員が先輩職員の指導を理解できず誤った対応をしてしまった

これらのトラブルを防ぐために利用者の方とのコミュニケーションはもちろん、従業員と円滑にコミュニケーションする力が求められます。そこで、面接時の受け答えが合否を大きく左右するのは間違いありません。事前に聞かれる質問とその意図を理解し、答えを準備しておくことで自信を持って面接に挑めるでしょう。

介護職の面接で必ず聞かれる質問は次の4つです。

  1. この会社を志望した理由はなんですか?
  2. あなたの強みはなんですか?
  3. 前職を辞めた理由はなんですか?
  4. 何か質問はありますか?

それぞれの項目に分けて詳しく解説していきます。

この会社を志望した理由はなんですか?

この質問の意図は「会社にマッチするか」の確認です。せっかく入社したにもかかわらず、あなたと会社の考えや方向性が異なってしまっては両者のためになりません。そこで面接官は志望理由を通して、あなたが「同じ想いを持って長期的に活躍してくれるか」「仕事への熱意は十分か」を見ています。

そのため「なぜ他の施設ではなく、この施設でないといけないのか」「この施設でどんなキャリアを歩みたいのか」を明確に示す必要があります。志望理由ではあなたのなりたい将来像と、それを達成するために何がしたいのかを伝えると良いでしょう。

回答例

私は将来、施設を利用される方々の夢をサポートできる介護福祉士になりたいと考えています。御社であればこの将来像を叶えることができると思い志望しました。御社の資格取得支援制度を活用し、実務経験でスキルを磨きながら自身の将来像を達成させたいです。

あなたの強みはなんですか?

この質問の意図は、「会社に貢献してくれる人材か」の確認です。採用担当である面接官は、あなたのこれまでの介護経験やスキルから、どのように会社で活躍してくれるかを見ています。そのため「単に頑張りたい」ではなく、あなたの経験やスキルを活かすことで応募企業にどのようなメリットがあるのかを伝える必要があるのです。

強みを探すには日々の仕事を思い出すのがおすすめ。

・どんな業務に携わってきたか

・どんな業務であれば苦に感じることなく行えたか

日々の仕事を見直せば自然と能力やスキルが見つかるものです。

自身の経験やスキルが会社にとって役立つことを伝えることができれば、あなたが会社に貢献できる人材だと理解してもらえるでしょう。

回答例

私の強みは傾聴力です。私はこれまで施設介護を4年間行ってきました。その中で、日頃から施設を利用される方の声に耳を傾けることを意識してきました。この強みを活かして、御社の利用満足度を高めることに貢献していきます。

前職を辞めた理由はなんですか?

この質問の意図は、「同じ理由でやめないか」の確認です。面接官は、長期的に会社に貢献してくれる人物を求めています。退職理由がネガティブである場合、面接官は本当にあなたを採用して大丈夫かと不安に思うでしょう。腰痛や体力面などの健康上のトラブルや、職場での人間関係のトラブルで退職している場合、また同じ理由で退職するのではないかと捉えられる可能性もあります。

そこで退職理由を伝える際はネガティブな理由を避け、今後のスキルやキャリアアップのためなど前向きな理由を伝えると良いでしょう。

回答例

前職の老人保健施設では介護の効率性を要するあまり、一人ひとりの利用者の方に丁寧な介護ができないと感じたからです。私は将来、利用者の夢をサポートできる介護福祉士になりたいと考えています。そのため、利用者の方の声を大切にし、一人ひとりとしっかり向き合うことのできる、御社のようなユニット型の介護施設で働きたいと思い退職を決意しました。

何か質問はありますか

この質問の意図は「ミスマッチをなくす」こと。理想の転職は、企業側と応募者側の両者が納得して行うものです。

  • こんなはずではなかった
  • 社風が合わなかった
  • 思っていたキャリアが歩めなかった

入社後にこのような後悔がないように、面接を通して自身の不安をなくす努力が必要です。そのため、逆質問ではあなたが不安に思っていること、面接官に聞きたいことを質問しましょう。その際、HPを見たら分かることやネガティブな質問をしないのが無難です。

回答例

この施設に貢献してゆくゆくは責任ある立場に就きたいと思っています。どのような点に力を入れて働けばよいですか?またキャリアアップのための具体的な努力の方法も教えてください!

 

まとめ

この記事では、「介護職の面接で必ず聞かれること」について解説しました。介護職の面接官は、「長期的に活躍してくれるか」を軸に評価しています。そのため、事前に聞かれる質問とその意図を把握し、一貫した答えを準備しておくことで限りなく内定に近づけるでしょう。ぜひ回答例を参考に、自信を持って面接に挑んでくださいね。

シン

介護福祉士として特別養護老人ホームに10年勤務。介護職としてフルタイムで働きながら、介護に関する情報発信を行っている。介護現場ではひとりひとりの個性を大切にする個別ケア、利用者の1日の生活を可視化して最適なケアの検討を行う24時間シートの導入を推進。現場目線の実態に即した情報発信を得意としている。

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