50代から介護職への転職はできる?おすすめポイントと求められる要素を徹底解説

「50代から介護職への転職はできるの?」と悩まれている方もいらっしゃるでしょう。介護職は50代からでも充分活躍できる職種です。介護業界では年齢を問わず、求人が多くみられます。しかし、未経験からの転職は不安が多いことも事実。この記事では、50代から介護職への転職をおすすめできるポイントと求められる要素を解説します。

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50代から介護職への転職をおすすめできるポイント5選

介護職は、幅広い年齢層の人が働いている職種です。他業種からの転職者も多く、未経験からの挑戦も可能ですので、50代からの転職にはおすすめです。

50代から介護職への転職をおすすめできるポイントは、5つあります。

  • 前職の経験を活かせる
  • 利用者さまとの年齢が近く、親しみやすい
  • 未経験でも挑戦しやすい
  • 50代からでもキャリアアップを目指せる
  • 定年後も長く働ける可能性

 

順番に解説していきます

①前職の経験を活かせる

50代は、前職での経験を介護の現場で活かせます。今までにさまざまな社会経験を積んできているからです。介護の仕事は幅広い業務になるので、あらゆる場面での活躍が期待できるでしょう。

例えば前職が接客業であった場合には、仕事で培った高いコミュニケーション能力を活かせます。介護業務では、単に介護サービスを提供するだけではなく相手の気持ちを思いやり、理解しながらの対応が求められるのです。また、企画職を経験されている方は、施設でのレクリエーションを考案することに役立つでしょう。

介護職が未経験でも、前職の経験を活かせることは強みになります。

②利用者との年齢が近く、親しみやすい

利用者との年齢が近いことも大きなメリットです。介護サービスの利用者の年齢は80代以上の方が多く、話しやすいと感じます。自分の親と年齢が近いこともあり、相手の立場や気持ちを思いやりながら接することができます。

お互いに話しやすい環境を作ることは、介護業務のうえでとても大切なことです。経験豊富な50代では、利用者の話に共感したり気持ちを理解したりすることで信頼感が生まれます。

若い担当者よりも利用者と年齢が近いことで、利用者は話しやすいと感じるでしょう。利用者との年齢が近いことは、親しみやすくなります。

③未経験でも挑戦しやすい

介護職は未経験でも挑戦しやすい業種です。介護業界は未経験でも段階ごとに仕事を覚えていくことができるので、働きながら学ぶことができるからです。

令和2年度介護労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書(P82)」によると、以下のとおりです。

前職の有無、勤務先の仕事内容 学校卒業後、収入を伴う仕事をしていたかをたずねたところ、「前職あり」が 78.3%で、その 仕事内容は「介護・福祉・医療関係以外の仕事」が 62.1%で最も高く、次いで「介護関係の仕事」が 33.5%、「医療関係の仕事」が 20.4%となっている。

(出典:公益財団法人介護労働安定センター)

つまり約7割の人が介護関係未経験者なので、未経験からでも挑戦しやすいのです。

④50代からでもキャリアアップを目指せる

介護職は、50代からでもキャリアアップを目指せます。介護の資格は、年齢制限なく取得が可能だからです。介護職は、実務経験を積むことで上位資格を目指すことができます。上位資格を取得してキャリアアップを目指すことで、やりがいにも繋がります。

⑤定年後も長く働ける可能性

介護職は、60歳を過ぎても長く働ける可能性が高い職種です。介護業界では人手不足の傾向があるため、定年が過ぎても再雇用により長く働けます令和2年度「介護労働実態調査の結果 介護の現状について(P11)」によると、以下のとおりです。

(出典:公益財団法人介護労働安定センター)

60歳以上の介護労働者は、年々増加傾向にあります。50代で就職と考えると定年までが短いため長く働けるか不安になりますが、介護職であれば定年後の労働も可能です。良い職場を見つけられれば60歳を過ぎても長く働ける可能性があるでしょう。

介護職として働く50代に求められる要素

50代で未経験から始められる介護職ですが、50代に求められる要素があります。

  • 健康面
  • 人当たりの良さ
  • 柔軟な対応ができること

 

順番に解説していきます。

健康面

介護職においては、健康であることが求められます。介護職は体力が必要だからです。

入浴や排泄介助は、利用者の体を持ち上げたり支えたりします。また、夜勤は生活のリズムを崩しやすいため、体がしんどいと感じることがあります。

健康の管理をしっかりしている場合は歓迎される要素になりますので、体力維持を心がけましょう。

人当たりの良さ

人当たりの良さも重要です。

介護職は利用者やそのご家族だけではなく、人と接する機会が多いため、円滑なコミュニケーション能力が求められます。人当たりが良いと信頼感も増します。社会経験が豊富なぶん、人当たりの良さが期待されます。

柔軟な対応ができること

また、柔軟な対応ができることもポイントです。

50代で転職をした場合は自分より若い年齢の上司もいますが、様々な年齢の人と良好な人間関係を築く必要があります過去の経験やルールにとらわれることなく、柔軟な対応が必要になります。

年齢を重ねることで期待されることも多くなりますが、求められる要素にこたえることで、職場での信頼感も得られるでしょう。

まとめ

50代から介護職への転職は可能です。介護職は人との関わりが多い仕事ですが、これまでの社会経験を活かして50代だからこそできる職種ではないでしょうか。

少子高齢化が進む社会で、介護職はますますニーズが高まってきています。未経験でも50代からの転職者も多い介護職。この記事を参考にしていただき、ぜひ介護士の仕事に挑戦してみてください。

シン

介護福祉士として特別養護老人ホームに10年勤務。介護職としてフルタイムで働きながら、介護に関する情報発信を行っている。介護現場ではひとりひとりの個性を大切にする個別ケア、利用者の1日の生活を可視化して最適なケアの検討を行う24時間シートの導入を推進。現場目線の実態に即した情報発信を得意としている。

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